百観音からの毎月のお手紙「ひとくち伝言板」に、昭和の最後からえんえん書きつがれてきた、草野榮應和上の文章。
多くのファンに読みつがれ、愛されたエッセーから百二十話が、和上三回忌のこの夏、一冊にまとまりました。
節分で、花まつりコンサートで、献灯会で、また毎月のお写経会やご法事で…。和上のやさしいお顔とユーモラスなお話がよみがえります。
お手元に、枕辺に、ぜひお備えください。折にふれて開いたページに、和上からあなたへの伝言が届いているでしょう。
草野榮應(前・百観音明治寺住職)著
四六判 上製
280ページ 定価:1500円(税込み)
発行所:沙羅の集
今年も大切な友人を見送った。
一人は沼袋の百観音明治寺のご住職、草野榮應和上。永年の友人でもあり、僕を支えてくれる最大の理解者の一人であった。僕よりも一つ若かったが、脳の悪性腫瘍は完治せず夏を待たずして亡くなられた。
京都大学出の秀才でありながら、融通無碍で明るく楽しく、セイ・ヤング常連の一人でもあった。最後に見舞った時、自分の身体のつらさを押し殺して、本堂でお太鼓と共に「がんばれがんばれさだまさし」のエールを送ってくれた人だった。それが彼と出会った最後だった。
(さだまさし「どんぐり通信」より)
草野榮應(くさのえいおう)
昭和28年、栃木県那須の雲照寺に生まれる。
52年、明治寺入寺。信者各位との交流につとめるとともに、地域に根ざした寺のあり方を求め、献灯会などの新規の行事にも取り組む。
また、超宗派の僧侶による仏教情報センターの事務局長として、現代における仏教の役割を模索、電話相談や仏教ホスピスの会、各地での講演や紙誌への寄稿など、社会的にも幅広く活躍した。平成15年、遷化。
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